「エンピナース」(主成分タンパク分解酵素)という商品名が、どのような意味から命名されたか、エンピナースがどのような作用を持つか、についてまとめました。
エンピナースは、プロナーゼを成分とする蓄膿症の薬なので、empyema(蓄膿)+pronase(プロナーゼ)の下線部をあわせてエンピナースempynaseと命名したそうです。(出典:「エンピナース」インタビューフォーム)
エンピナース(主成分放線菌Streptomyces griseus の産生するタンパク分解酵素プロナーゼ)は、蓄膿症(慢性副鼻腔炎)での鼻のつまりの治療や、気管支炎、肺結核、気管支喘息のときにおこる痰を出しやすくするために使われる薬です。エンピナースは、鼻水や痰の粘り気の原因であるムチンなどのタンパク質を強力に分解する作用をもっており、鼻水や痰を体外に出しやすくします。またエンピナースには、炎症を抑える作用もあります。
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