「イソメニール」(主成分dl-塩酸イソプロテレノール)という商品名が、どのような意味から命名されたか、イソメニールがどのような作用を持つか、についてまとめました。
イソメニールは、メニエール病などで起こるめまいの治療に使われるため、主成分のイソプロテレノールIsoproterenolとメニエール病Meniere diseasemという言葉を組み合わせて、イソメニールと命名されたそうです。(出典:「イソメニール」インタビューフォーム)
イソメニール(主成分dl-塩酸イソプロテレノール)は、体の平衡感覚(バランス)をコントロールする内耳という器官の異常によるめまいを抑えるための薬です。内耳は、耳の中の鼓膜より内側の部分にあり、リンパ液という液体が入っています。脳がこのリンパ液の動きを感知して、平衡感覚が起こります。メニエール病などの病気では、内耳の働きに異常があるため平衡感覚が狂い、めまいを起こします。イソメニールは、この内耳の異常をなおすことで、めまいを抑えます。
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