「エンドキサン」の名前の由来とは?

「エンドキサン」(主成分シクロホスファミド水和物)という商品名が、どのような意味から命名されたか、エンドキサンがどのような作用を持つか、についてまとめました。

「エンドキサン」の名前の意味

エンドキサンは体内に注入されて効果を示すことから、「なか」を表すendoという英語をとり、またエンドキサンの構造式の中には、酸素原子(O)が含まれた輪っかがあることから、このような構造を示す英語oxanという英語をとり、これらをあわせることでエンドキサンと命名されたそうです。(出典:「エンドキサン」インタビューフォーム)

エンドキサンの作用

エンドキサン(主成分シクロホスファミド水和物)は、多発性骨髄腫や白血病などの血液の癌の治療に用いられる抗がん剤です。エンドキサンの主成分であるシクロホスファミドは、体の中で抗がん作用をもつ化合物へと変化し、癌細胞のDNA合成を止めて、がん細胞の分裂を止めてしまう働きがあります。

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シクロホスファミドの構造式