「ケルロング」の名前の由来とは?

「ケルロング」(主成分塩酸ベタキソロール)という商品名が、どのような意味から命名されたか、ケルロングがどのような作用を持つか、についてまとめました。

「ケルロング」の名前の意味

ケルロングのケルは、β-blockerの ker から、ロングは、Long acting(長時間作用が持続する)からそれぞれとり、「長時間作用型のβblocker」という意味をこめて、ケルロングと命名されたそうです。(出典:「ケルロング」インタビューフォーム)

ケルロングの作用

ケルロング(主成分塩酸ベタキソロール)は、高血圧や狭心症の治療に使われる薬です。ケルロングの主成分であるベタキソロールは、末梢の毛細血管を拡張させて、血圧を下げます。また、心臓や血管にあるβ1アドレナリン受容体というタンパク質の働きを抑える作用もあります(このような薬をβblocker(βブロッカー)とよびます)。β1アドレナリン受容体は心臓の働きを活性化する働きがあるので、ケルロングは、狭心症の心臓に対しては、心臓の動きを鎮め、保護作用を示します。

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塩酸ベタキソロールの構造式