「サラゾピリン」の名前の由来とは?

「サラゾピリン」(主成分サラゾスルファピリジン)という商品名が、どのような意味から命名されたか、サラゾピリンがどのような作用を持つか、についてまとめました。

「サラゾピリン」の名前の意味

サラゾピリンの主成分であるサラゾスルファピリにちなんで、サラゾピリンと命名されたそうです。(出典:「サラゾピリン」インタビューフォーム)

サラゾピリンの作用

サラゾピリン(主成分サラゾスルファピリジン)は、潰瘍性大腸炎や限局性などの腸の炎症の治療に用いる薬です。潰瘍性大腸炎というのは、大腸に潰瘍やびらんができて炎症を起こし、下痢や腹痛、下血を行う病気です。潰瘍性大腸炎の原因はよくわかっておらず、その治療薬であるサラゾピリンの作用メカニズムもやはり良く分かってはいません。

サラゾピリンの主成分であるサラゾスルファピリジンは、腸の中の細菌によって5-アミノサリチル酸という物質に分解され、この5-アミノサリチル酸が炎症を抑える作用を持っているとされています。サラゾピリンには飲み薬や肛門から挿入する坐薬があります。

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サラゾスルファピリジンの構造式