「シムレクト」(主成分バシリキシマブ)という商品名が、どのような意味から命名されたか、シムレクトがどのような作用を持つか、についてまとめました。
シムレクトは、IL2の構造の一部であるCD25に選択的に結合し、2回の投与だけで作用が期待できることから、Simple & Select(2回のみの投与で簡単;Simpleで、CD25に特異的;Select)という意味を込めて、シムレクトと命名したそうです。(出典:「シムレクト」インタビューフォーム)
シムレクト(主成分バシリキシマブ(遺伝子組換え))は、腎臓移植の際に生じる拒絶反応を抑制するための薬です。シムレクトの主成分であるバシリキシマブは、拒絶反応を起こすきっかけとなるIL-2というタンパク質(サイトカイン)の働きを抑制して、拒絶反応の原因となる免疫細胞の働きを抑えます。
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