「アビショット」(主成分ナフトピジル)という商品名が、どのような意味から命名されたか、アビショットがどのような作用を持つか、についてまとめました。
アビショットはα1アドレナリン受容体の働きを遮断する薬であることから、「alpha-1 blocker for voiding(排泄する)shot(発射)」=「勢いよく排尿するためのα1-受容体遮断剤」の意味を込めて、「アビショット」と命名されたそうです。(出典:「アビショット」インタビューフォーム)
アビショット(主成分ナフトピジル)は、前立腺肥大症の尿が出にくくなる症状を治療するための薬です。前立腺は、男性の膀胱の下にある臓器で、中を尿を通す尿道が通っています。前立腺肥大症では、前立腺が大きくなって尿道を狭くなり、尿が出にくくなります。主成分のナフトピジルは、前立腺の筋肉を収縮させるα1アドレナリン受容体というタンパク質の働きを低下させて、前立腺の筋肉を緩め、尿道を広げて尿を出やすくします。
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