「アタラックス」(主成分ヒドロキシジン塩酸塩)という商品名が、どのような意味から命名されたか、アタラックスがどのような作用を持つか、についてまとめました。
アタラックスは、不安の症状を鎮めることから、ギリシャ語で「心に平和を」を意味するアタラックス(ATARAX)にちなんで、アタラックスと命名したそうです。(出典:「アタラックス」インタビューフォーム)
アタラックス(主成分ヒドロキシジン塩酸塩)は、蕁麻疹や皮膚炎のときに起こるかゆみを押さえるための薬です。主成分のヒドロキシジンは、かゆみを引き起こすヒスタミンという生体内物質の働きを低下させて、かゆみを抑えます。
またアタラックスは、神経症のときに不安や緊張、落ち込みの症状を治療するためにも使われます。これは、ヒドロキシジンが脳の中のヒスタミンの作用を低下させるためだと思われます(ヒスタミンの働きを抑える成分を含む風邪薬が眠くなるのとおなじ原理)
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