「カソデックス」の名前の由来とは?

「カソデックス」(主成分ビカルタミド)という商品名が、どのような意味から命名されたか、カソデックスがどのような作用を持つか、についてまとめました。

「カソデックス」の名前の意味

カソデックスは、男性ホルモンの機能を抑える、つまり去勢(castration)作用があることから、去勢(caso : castration)を器用に(dex : 器用さdexterity)行う薬という意味を込め、カソデックスcasodexと命名されたそうです。(出典:「カソデックス」インタビューフォーム)

カソデックスの作用

カソデックス(主成分ビカルタミド)は、前立腺がんの治療薬です。前立腺がんには、男性ホルモンによって増殖がコントロールされるタイプがあります。カソデックスの主成分であるビカルタミドは、男性ホルモンの作用に必要な男性ホルモン受容体というタンパク質の働きを抑制して、前立腺がん細胞が増殖するのを抑えます。

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ビカルタミドの構造式