「カリメート」の名前の由来とは?

「カリメート」(主成分ポリスチレンスルホン酸カルシウム)という商品名が、どのような意味から命名されたか、カリメートがどのような作用を持つか、についてまとめました。

「カリメート」の名前の意味

カリメートは、高カリウム血症の治療薬であることから、カリウムのアラビア語であるKali と、高カリウム血症を持つ仲間たち (mate:仲間)を治療することから、Kalimate(カリメート)と命名したそうです。(出典:「カリメート」インタビューフォーム)

カリメートの作用

カリメート(主成分ポリスチレンスルホン酸カルシウム)は、腎臓の機能が低下して起こる高カリウム血症の治療薬です。腎機能が低下すると、カリウムを体外に排出できなくなり、食物からのカリウムが血液中にどんどん蓄積されます。血液中のカリウムが多すぎると、心臓の機能に悪影響を及ぼすので、カリウムを低下させなくてはいけません。カリメートの主成分であるポリスチレンスルホン酸カルシウムは、食物から出るカリウムを腸の中で吸収して、便とともに体外へ排出させ、カリウムの体内への取り込みを防ぎます。

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塩酸ポリスチレンスルホン酸カルシウムの構造式