「サンピロ」の名前の由来とは?

「サンピロ」(主成分ピロカルピン塩酸塩)という商品名が、どのような意味から命名されたか、サンピロがどのような作用を持つか、についてまとめました。

「サンピロ」の名前の意味

サンピロは、「参天(サンテン)製薬のピロカルピン」であることから、サンピロと命名されたそうです。(出典:「サンピロ」インタビューフォーム)

サンピロの作用

サンピロ(主成分ピロカルピン塩酸塩)は、緑内障の治療や目の検査に用いられる点眼薬です。緑内障は、目の中の水の流れが悪くなって、目の中の圧力(眼圧)が高くなる事で、目の神経が傷害を受け視力が低下する病気です。サンピロの主成分であるピロカルピンは、目の中の水のなかれを調節する筋肉(毛様体筋)を収縮させる事で、目の中から水が流れ出しやすくする事で、眼圧を下げる作用を示します。また、目の検査では、眼底を見るために瞳孔を広げる(散瞳)薬を使うのですが、サンピロは、瞳孔を広げる筋肉を収縮させることで瞳孔を狭める作用をもつことから、散瞳検査後、瞳をもとの状態に戻すために使用されます。

スポンサードリンク

ピロカルピン塩酸塩の構造式