「シプロキサン」の名前の由来とは?

「シプロキサン」(主成分シプロフロキサシン)という商品名が、どのような意味から命名されたか、シプロキサンがどのような作用を持つか、についてまとめました。

「シプロキサン」の名前の意味

シプロキサンの主成分である塩酸シプロフロキサシンのキノリン環と呼ばれる構造に導入した置換基の名称(シクロプロピル基)に由来して、シプロキサンと命名されたそうです。(出典:「シプロキサン」インタビューフォーム)

シプロキサンの作用

シプロキサン(主成分シプロフロキサシン)は、ブドウ球菌やレンサ球菌、レジオネラ菌や緑膿菌など、さまざまな細菌の感染によって生じる感染症を治療するための薬です。シプロキサンは、細菌が細胞分裂するときに働くDNAジャイレースというタンパク質の働きを邪魔して、細胞のDNA合成を止めることで、細菌を殺します。

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塩酸シプロフロキサシンの構造式