タナトリル

タナトリル(田辺製薬、主成分 塩酸イミダプリル)は、高血圧の治療に用いられる薬です。タナトリルは、高血圧の原因となるアンギオテンシンIIという物質を合成するアンジオテンシン変換酵素というタンパク質の働きを抑えることで、血圧を下げます。タナトリルのようなメカニズムをもつ化合物をACE阻害剤と呼びます(ACE=angiotensin-converting enzyme、アンジオテンシン変換酵素)。

タナトリルの名前の由来
タナTANAは、「田辺製薬」を、リルRILは、ACE阻害剤に共通して付けられる語尾(イミダプリルのリル)を表し、これらを組みあわせて「田辺製薬のACE阻害剤」という意味をもつタナトリルと命名した。

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タナトリル(塩酸イミダプリル)の構造式
タナトリル(塩酸イミダプリル)の構造式



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